1人でも大勢でも楽しめるバッティングセンター【連載:アキラの着目】

野球低迷期であろうとも、バッティングセンターは楽しめる!

先日、花咲徳栄高校が、埼玉県勢初の高校野球夏の大会を優勝したことで、今は時期的に最も注目を浴びているであろうスポーツの野球。

だが、かつてと比べると、サッカー人気に押され、また毎日ゴールデンタイムで生放送されていた野球中継も現在では消滅し、野球ファンとしては寂しい限りだろう。

その上、「バットの使用を禁ずる」などといった看板が掲げられている公園が増え、野球をするには劣悪な環境の時代だ。

こんな状況では、野球をしたくても簡単にできなくなってしまった。

でも、悲観してはならない。

なぜなら、野球好きにとって最後の砦というか、ある意味聖地とでもいうべきバッティングセンターがまだあるからだ。

1970年代の最盛期に約1,500ヵ所あったバッティングセンターは、2006年の時点では半分以下になったものの、それでも我々野球世代の人間にとっては十分に楽しめる娯楽の殿堂だ!

バッティングセンターの遊び方

サッカーの人気が野球を凌ぐくらいになった現在、バッティングセンターの遊び方というかシステムを知らない人もいるかと思うので、一応説明する。

バッティングセンターに行ったら、まずは自分の打ちたい速度のバッターボックスや、自分の利きに合ったバッターボックスを探す。

探せたら、バッターボックスに備え付けの金属バット数本の中から、自分に合ったバットを選ぶ。

選んだら、バッターボックスに入り、必ず素振りをし、ウォーミングアップしておく。

素振りが終わったら、今の相場では大体300円ほどだろうか、いよいよコインの投入だ。

コインを投入したら、真正面のピッチングマシーンに赤ランプが点灯、神宮バッティングセンターならばビジョンにピッチャーが映し出されるので、それから投球開始になる。

バッティングセンター ピッチングマシーン

あとは、繰り出されたボールを1球1球ひたすら集中して打ち返すのみだ。

バッティングセンターで楽しむことで、プロ野球選手の凄さもわかる!

バッティングセンターにもそれぞれ特色がある。

前述の通り、神宮バッティングセンターではピッチャーの映像からボールが繰り出されるし、大抵のバッティングセンターには130km以上の豪速球も体験できる。

また、中には変化球を投げてくるバッティングセンターもあり、速球の次にカーブがくると、タイミングが狂い、泳がされたり(=前のめりになってバット・スウィングをする羽目になったり)で、バッティングセンターで楽しめば楽しむほど、プロ野球選手は凄いなと実感できたりするのだ。

バッティングセンターでは1人でも大勢でも楽しめる!

バッティングセンターでは、1人で黙々と打ち続けている人もいれば、カップルで来て、代わりばんこで打っているのも見かけたりする。

バッティングセンターで打つ女性

また、グループでバッティングセンターに来て、ヒットの数を競い合っている若者たちもいたりする。

人数に関係なく楽しめることができ、それに財布にやさしいのがバッティングセンターの良いところ。

この記事をお読みになった人も、さっそく近くのバッティングセンターに行ってみては?

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099