登山や山のハイキングを楽しむ人が多いが、やはり頼みの綱になるのが地図であるのはいうまでもない。
最近は地図アプリで登る人が増えてきているのだが、それというのも紙の地図だとかさばるし、雨天時では濡れて破損する場合もあるから、地図アプリはなかなか重宝する。
しかし、平面の地図ではどうしても表現に制約があるゆえに、立体的な地形模型のアプリがあれば、山の険しさがわかるだろうし、また谷の深さなどもわかることだろう。
山城を訪れるのが好きな筆者も常々、立体的な地形模型アプリがあれば、郭と郭の位置関係や、どのくらいの勾配や斜面なのかがひと目でわかるだろうから、立体的な地形模型の出現を欲していた。
ところが、すでに立体的な地形模型アプリが存在していたのだ。
今回取り上げるのはiPhone用で、Android用ではないのだが、そのアプリとは『AR地形模型』だ。
この『AR地形模型』を使うと、国土地理院などが発行した地図を地形模型になったARで見ることができるのだ。
平面の地図ではわかりにくい複雑な地形でも強調され、ARとして浮かび上がってくるのだから、その場所の地形が一目瞭然だ。
iOS12の新機能を使えば、ARの共有により複数のスマホで同じ地形模型を見ることもできる。
GPS機能を搭載しているので、GPSのトラックデータや現在地などのポイントデータを地形模型の上に表示することもでき、2D画面ではGoogle Mapも使用できる。
■地図カメラARのデモ「立山」
使いみちとしては、登山路の事前シミュレーションやチェックなどの最適だ。
■AR対応地図アプリ – AR地形模型
https://www.kashmir3d.com/online/ardemapp/