すっかり観光地として定着している姫路城、彦根城、二条城といった城。
これら観光地となった城は、ほぼ天守が存在する。
ところが、日本全体でみると、天守のある城のほうが圧倒的に少なく、天守がない山城がほとんど。
最後まで豊臣秀吉に楯突いた北条氏の居城だった小田原城もそうした山城の1つ。
北条氏の居城だった小田原城は、現存している小田原城の場所にはなく、線路北側の山に位置しており、現存する小田原城と区別するために「小田原古城」とよばれているのだ。
小田原古城の縄張り(=城の敷地、陣地)は通常の城の縄張りとは比べ物にならないくらいに広く、城下の街も取り込んだ総構(「惣構」と表記することもあり)を形成しており、その外周は全長9kmにも及ぶのだ。
もちろん、この全長9kmにも及ぶ外周を持つ小田原古城の総構は国内最大級。
この小田原古城の総構を観ないわけにはいかない。
ということで誕生したのが「小田原城総構スタンプラリー」だ。
総構と小田原城付近にある20ヵ所のポイントを巡るスタンプラリーのなのだ。
スタンプ7個でもれなく缶バッヂ(先着2,000名様)、スタンプ10個以上で抽選の上、小田原名産品が15人に進呈される。
筆者がオススメする見どころとしては、総構内にある小峯御鐘ノ台大堀切で、堀底から土塁最高部までの高さが約12mもあり、これまた国内最大級クラスで必見の価値ありだ。
小田原城総構スタンプラリーは5月30日まで実施しているので、参加する人はしっかりと新型コロナウイルス対策を万全にしてからやろう。
【小田原城総構スタンプラリー 詳細】
・主催:一般社団法人小田原市観光協会
・所在地:小田原市荻窪350番地の1 小田原合同庁舎内2階
・問合せ:TEL 0465-20-4192 FAX 0465-20-4194
■小田原城総構スタンプラリー | イベント-イベント情報 | リトルトリップ小田原 [小田原市観光協会]
https://www.odawara-kankou.com/event/eventinfo/sougamae.html