[速報]新元号「令和」に決定、出典万葉集!【連載:アキラの着目】

新元号「令和」 ニコニコ動画から引用本日11時43分頃に菅官房長官より、新元号「令和」が発表された。
新元号「令和」 ニコニコ動画から引用

新元号「令和」 ニコニコ動画から引用
新元号「令和」 ニコニコ動画から引用

残念ながら、FJ時事新聞ニッポンニュースが過去に予想した元号にはならなかった(2017年12月20日ニッポンニュース「無理を承知で2年先の元号を予想してみる!【連載:アキラの着目】」)。

過去に実際の元号で使用された漢字の中から頻出率の高い「永」や「元」、「天」を考慮し、「永鳳」、「永喜」、「元寿」、「天喜」、「天福」の5つを勝手に予想したのだが、物の見事にハズれたのだった。

新元号の「令和」は、日本最古の歌集「万葉集」巻五の「梅花謌卅二首并序(梅花の歌 三十二首、并せて序)」にある一文から引用したとのこと。

そもそも元号という制度は、古代中国(前漢)で創始され、そのシステムが中国を取り巻く周辺国にも伝わり、日本では西暦645年に「大化」を用いたのが最初とされる。

その後、日本における元号制度は廃れることなく今日まで続き、この度の新元号「令和」で248を数えることとなった。

明治以降は、一世一元の制が定着し、天皇が変わられる度に新元号が制定された。

ちなみに元号とは別に、日本では「皇紀」(初代天皇である神武天皇が即位した年を元年と定めた紀年法)も存在し、西暦2019年の今年は皇紀だと2679年となる。

元号を前時代的とか、過去の遺物のように考える人たちも世界中にはいるかと思うが、欧米の価値観による西暦とは異なり、古代中国から継承した由緒ある元号というシステムで時代を括ることは、決して悪いことではないと筆者は捉えている。

ゆえに、象徴天皇とともに元号も世界で日本にしかないオリジナルの文化として、今後も恒久的に継承されていくことだろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099