マニアは、普通の人よりもあるものへの知識や愛情、こだわりが強く、ある意味変だからマニアであるわけなのだが、そうした風変わりなマニアの中でも「こんなマニアがいるのか！」と驚いたのが「井戸掘マニア」の存在だ。
そもそも井戸掘りは趣味でやるようなものではないし、生活する上で飲料水等を確保する必要に迫られて、井戸を掘るものだ。
にもかかわらず、井戸掘りマニアが現実に存在するのだから、面食らってしまったわけだ。
その、今回ニッポンニュースで取り上げる井戸掘マニアは「井戸掘り×DIY×井戸水の有効活用＝井戸掘りマニアへようこそ。」というサブタイトル（?）が書かれたホームページを所有しており、初心者が井戸掘りを始めるにあたって役立つ情報を掲載している。
当然ながら、井戸掘りマニアであるのだから、こだわっている部分がある。
運営ホームページのサブタイトル（?）にもある通り、DIYの、つまり自作道具による井戸掘りに極力こだわっているのだ。
工事業者が使うような重機や道具をすべて使うのならば、それはそれで素人なのにプロみたいな機械・道具を揃えて本格的で凄いな、ということにはなるのだが、その路線で行くのではなく、あくまでもプロの工事業者とは一線を画し、いかに自作道具で、己の腕1つで井戸を掘るか、という点にこだわっているところが凄すぎるのだ。
実際に井戸掘りに必要な井戸掘り用道具の製作も紹介している。
前述のホームページでは「塩ビパイプで簡単に自作する事が出来ますよ」という触れ込みで紹介しており、業者が使用するような大掛かりなボーリングマシーンがなくても、自作道具さえあれば井戸掘りができることをホームページにて紹介している。
また、DIY井戸掘りする上で、さりげないモチベーションも提示（？）している。
DIY井戸掘りによって自宅に井戸を設置できたら、この井戸掘りマニアの例でいうと、年間で水道料金が2～3万円節約できたのだとか。
3～4人家族の場合、水道料金が節約されたこの2～3万円を、日帰りドライブや遊園地、外食に充てることができると考えると、わずかながらでも井戸掘りのモチベーションが上がろうというもの。
さらに、井戸掘りの仕方を教えてそれでおしまい、ということだけではなく、その他の過程もしっかりとおさえてくれている。
井戸ポンプの設置や、井戸水の水質検査の具体的手順、井戸設置における区市町村への許可申請の仕方、井戸水のメリット・デメリット、等々、この井戸掘りマニアのホームページさえ見れば、井戸掘り及び井戸水のことについて全部把握できてしまうのだ。
「このサイトで紹介している知識やノウハウ、そして実質2～3週間分の作業を続けられるだけの忍耐力があれば、素人でも安く自分の井戸を持つことができます。」と井戸掘りマニアのホームページは謳っているので、自宅に井戸を設置したい人は、参照することをおすすめする。
■井戸掘りマニア HP
https://idohori.nagoya/
