近年、年配の人たちを中心に吹矢が秘かなブームとなっている。
ブームになっている要因としては、激しいスポーツではないこと、ゴルフのような高額な用具代がかからないこと、性別・年齢問わず誰でも手軽にでき、ゲーム感覚で楽しみながら健康になれること、等々が挙げられるだろう。
また、吹矢は精神力や集中力を高めたり、自分自身と向き合えるなどの精神修養の場でもある。
そうした手軽で簡単な割には、心身ともに鍛錬できるということで、吹矢は人気があり、日本国内だけでも計4つの吹矢の協会・連盟が存在するのだ(当記事最下部を参照のこと)。
各協会・連盟毎にルールは微妙に異なるものの、基本は数m~10数m離れた的をめがけ、円筒に息を吹き込むことで矢を放ち、刺さったエリアの得点を競うところはほぼ同じだ。
腹式呼吸により大きく息を吸ったり、吹き込んだりすることで、血行促進や細胞活性化に役立ち、内臓の諸器官にも好影響を与えるといわれており、健康志向の年配者にはうってつけのスポーツといえよう。
吹矢は、元々古来から世界各地で狩猟具として利用され、現在でも南米や東南アジアの狩猟を糧とする民族は狩猟具として活用している。
日本では小動物の狩に使用された他、毒矢で暗殺等にも使用されたという伝承もあり、かなり物騒な道具の吹矢だが、それをスポーツとして昇華させたのが現在日本で楽しまれている吹矢なのだ。
当然、スポーツとしての吹矢は、競技大会が頻繁に開催され、また上達度も測れるように段位・級位の認定も行なわれている。
履歴書の特技欄に「スポーツ吹矢2段位」とか書けたら、もうそれだけで就転職が他人よりも有利にはたらきそうなものだ。
スポーツ吹矢は体験可能なので、興味のある人は実際にスポーツ吹矢にチャレンジしてみよう!
■一般社団法人日本スポーツ吹矢協会
https://www.fukiya.net/
■一般社団法人日本吹矢レクリエーション協会
http://www.fukiya-rec.jp/
■国際吹矢道協会
http://www.sportsfukiya.net/
■日本吹き矢連盟
http://www.fukiya-japan.info/
■日本吹矢検定(公式サイト)、たのしい吹矢
http://www.fukiya.or.jp/