毎年恒例の水中入社式(12年連続・計13回目)が、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で行われた。
新入社員の男女がスーツ姿で身を固めているのは、どこの企業とも変わりはないが、酸素ボンベを背負っているところが異色だ。
鳥羽水族館の水中入社式は、文字通り水中での入社式で、水中で副館長から辞令を受け取って、すぐさま先輩社員の指導の下、水槽内側のガラス磨きをするというものだ。
新入社員たちの水中入社式を行なう水槽は、入口正面にある「コーラルリーフダイビング水槽」(水量約800トン、奥行き15メートル、幅16メートル、深さ5.5メートル、水温26度)で鳥羽水族館内で最大の水槽。
1年に1回しかない、この変わった「儀式」を観るために、地域の人たちや報道陣が鳥羽水族館に詰めかけた。
この水中入社式を観に来た人たちの中には、「辞令を手渡す副館長も水槽の中に入ればいいのに(微笑)」と言う人もいたりで、その点は改善の余地(!?)がありそうか。
■YouTube 鳥羽水族館 平成30年度 水中入社式