大人でも欲しくなる最新「野球盤」【連載:アキラの着目】

今でこそサッカーや卓球、ラグビーなど様々なスポーツが脚光を浴び、競技人口も増え、人気メジャースポーツとなっている。

しかし、筆者の幼少期ではやはり野球が花形スポーツとして群を抜いていた存在だった。

なので、広場や原っぱで遊ぶにしても、サッカーよりも野球だったのだ。

ただし、雨が降っていなければ、屋外で草野球ができるものの、雨天だとどうしても誰かの家で遊ばざるを得ない。

比較的裕福な家庭に育った小学生だと「野球盤」を持っており、皆でその子の家に上がって「野球盤」を楽しんだりしたものだった。

しかし時は流れ、現在は2018年。

野球以外にも前述したような花形スポーツが幾つか存在しており、野球の”パイ”は縮小しているように思われるが、しかし、そんなことを払拭するかのごとく、「野球盤」は進化していた。

「野球盤」の何が進化していたのかというと、まず投球だろう。

以前の「野球盤」では球はゴロゴロと「野球盤」を這っていたが、最新「野球盤」では、おもちゃ名のサブタイトルに「3D ACE」と謳ってあるだけあって、ピッチャーの投げる球が、「野球盤」を這わずに、本物のプロ野球同様にピッチャーからキャッチャーまで空中を空間移動するのだ。

エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン

エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン から引用

もちろん変化球のバリエーションも増え、全部で9種類。

初期「野球盤」同様に”消える魔球”も装備済みで、バッターの手元で地面の蓋が沈むからくりは、いまだ健在だ。

また、カラー電光掲示板が付いているのも良い。

スコア表示はもちろんのこと、「イニング選択&リプレイボタン」機能も搭載され、今のプレイをリプレイして観たいな、と思ったら、この機能を使うと、再現可能だ。

バージョン・アップする度に、リアルタイムのハイテクが「野球盤」に盛り込まれ、児童・生徒が欲しくなるのは当然のことだが、大人でも欲しくなるトイともいえよう。

VRもリアリティがあるが、やはり空間に放たれるピッチャーの投球と、バッターによる球を捉え、打つといった本物のリアリティを味わいたいのならば、ビデオゲームの野球よりも「野球盤」だ。

■エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン
http://epoch.jp/ty/yakyuban/3d-aurora/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099