数年前から御朱印集めがブームとなって以来、この御朱印ブームに肖って、御城印や御酒印、等々、訪問した証として御札を発行するのが流行っている。
また、歴史的文化ではないが、ダムにはダムカードがあったりする。
全種類の”訪問証”を揃えたいという欲求は、こうしたスポット観光のモチベーションになりうるので、「●●印」や「▲▲カード」は様々なジャンルで採用されているのだ。
実は民間だけでなく官公庁でも採用している。
内閣府総合海洋政策推進事務局は新たな試みとして、コレクションカード「離島カード」を令和3年3月25日(木)より発行しているのだ。
この「離島カード」は、全国の離島地域への来訪・周遊を促進するためのものだ。
すでに第1弾が特定有人国境離島地域(※)の離島(一部除く)を対象にした全66種の「離島カード」が発行されている。
「離島カード」の配布箇所は、国境の島ポータルサイト内にある「離島カード」案内ページに掲載しており、離島カード欲しさにこの離島に行ってみよう、という観光も全然ありだろう。
これまで離島に興味を示さなかった人も、離島カードの存在を知ったことで離島に興味が湧き、離島への観光や離島周辺への観光をするようになれば、地方経済の活性化に一役買うことになるだろう。
※特定有人国境離島地域:有人国境離島地域のうち、継続的な居住が可能となる環境の整備を図ることが、その地域社会を維持する上で特に必要と認められる地域を指し、北海道内では利尻・礼文地域(利尻島・礼文島)、奥尻地域(奥尻島)が指定されている
■『離島カード』の発行 – 総合政策部地域創生局地域政策課
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/tokuchi/ritou/ritoucard.html