東京ディズニーランドの出現で数々のレトロ遊園地が閉園
日本国内はもとより、来日外国人観光客も立ち寄る超人気スポットが、千葉県浦安市にあるのに「東京」が付く東京ディズニーランドだ。
この東京ディズニーランドの出現により、日本人はファンタジーやメルヘンを覚醒させられた。
しかし一方で、旧来の地方遊園地をほぼ壊滅させ、東京ディズニーランドの一極集中にさせてしまった功罪もある。
東京ディズニーランドが出現するまでは、関東地方だけでも各県に最低でも遊園地1つは存在した。
おやま遊園地、谷津遊園、横浜ドリームランド、向ヶ丘遊園、等々、挙げれば枚挙にいとまがない。
これらの遊園地は、前衛的な東京ディズニーランドに対し、あまりにも幻想的要素が乏しかったためか、年々集客数が激減し、閉園に追い込まれるに至った。
東京都荒川区にある昭和レトロな遊園地・あらかわ遊園
そんな時代の趨勢にも耐え忍び、今でも営業している昭和レトロな遊園地が東京にある。
それがあらかわ遊園だ。
東京都荒川区によって運営されているこの昔ながらの遊園地は、入園料が大人200円、平日ならば子供は無料という驚くべき安さだ。
富士山近くの遊園地にあるような超高速で超恐怖の絶叫マシンはないが、「ファミリーコースター」なるジェットコースターはある。
さらにオススメは、自転車の要領でこいで推進力を得る「スカイサイクル」で、運動不足のお父さんにはもってこいの乗り物だ
普段、仕事で忙しく、父親の威厳を見せることができないお父さんは、ぜひお子さんと一緒に乗って、こぎっぷりをお子さんに見せつけるのも手だ。
これら以外にも定番乗り物の観覧車、メリーゴーランド、コーヒーカップ、豆汽車があるから意外と飽きないし、夏の期間はプールも営業しており、そこそこ時間を楽しめるはずだ。
写真掲載元:あらかわ遊園(https://www.city.arakawa.tokyo.jp/yuuen/guide/guide_01.html)
あらかわ遊園近辺に格安もんじゃ焼き
また、あらかわ遊園近辺には、格安料金でもんじゃ焼きを食べることができる駄菓子屋もある。
「こどもの家 きくや」ではかき氷200円、もんじゃ350円、カレーやコーン、チーズ、玉子、やきそば等のトッピングありのもんじゃだと、350円にそれぞれプラス50円で食べることができる。
もんじゃ焼きといったら、今では月島が本場のように思う人が大多数だが、元々は東京の下町にはどこでもあった身近な食べ物だった。
学校帰りの児童が駄菓子屋でもんじゃ焼きを食べる様は、昔では当たり前の風景で、それを街ぐるみで観光名物として昇華させたのが、月島のもんじゃ焼きということになる。
以上駆け足で述べたが、東京にはいまだにこうした昭和レトロなあらかわ遊園と駄菓子屋が存在するので、気になる人は一度行ってみてはいかがだろうか。
※料金は2017年8月現在のもの
■あらかわ遊園
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/yuuen/
■こどもの家 きくや
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132303/13061309/