そろばんと電卓の両用可能な計算機「ソロカル」【連載:アキラの着目】

携帯電話やスマホの登場で利便性が向上した部分として、別途に計算機を持たずに済むことが挙げられよう。

現代ではスマホ1つさえあれば、計算機アプリがあるから、全然計算に困らないのは、ご承知の通り。

かつては計算機も当然なく、皆そろばんで計算をしていたのだが、電卓が登場したことで、次第に企業のオフィスからはそろばんが消えていくことになる。

だが、電卓が出始めた頃は、電卓の実力を市民が信用していなかったが故に、電卓で計算したものを使い慣れたそろばんで検算し直したり、といったこともあったようだ。

そんな、そろばんから電卓への移行時期に発売されていた計算機が「ソロカル」(SHARPシャープ)だ。

「ソロカル」(SHARPシャープ)

ご覧の通り、「ソロカル」は電卓にそろばんがついているのが特徴で、この「ソロカル」があれば、わざわざそろばんを引っ張り出すこともなく、1台で完結できる。

この「ソロカル」、昭和時代の商品であったため、当然のことながら在庫はない。

インターネットで検索しても、売り切れていることもあり、極めて希少なグッズだ。

そろばんから電卓へ移行する過渡期ならではの製品といえよう。

興味のある人は、実際に「ソロカル」を買ってみて、検証してみるのはいかがか?

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099