ペンライトを振って応援するのは、大体アイドルヲタクか、氷川きよしファンのおばちゃん達か、と相場が決まっていた。
しかし、この数年で「新規参入組」が現れた。
その名は純烈だ!
年間300ステージを、それもスーパー銭湯を中心にこなすというこの「スーパー銭湯アイドル」は、メンバー6名のうちの4名が特撮番組でレギュラー出演経験のある俳優で構成されている。
いわゆるイケメン達が、おばちゃん達の好きな、懐かしい昭和のムード歌謡を歌いまくるのだ。
ムード歌謡といえば、かつてはスーツ姿のおじさん達が、直立不動の立ち姿で歌うのが常だった。
だが、純烈はそうした従来の、スーツ姿のおじさん達とは全く異なるスタイルでムード歌謡を熱唱する。
なんと、本来直立不動で歌うはずのムード歌謡を、華麗なダンスと共に歌うのだ。
それがスーパー銭湯でくつろぐ中高年のおばちゃん達にウケまくって、純烈は「スーパー銭湯アイドル」と呼ばれるようになった。
おばちゃん達にウケまくっている理由は、それだけにとどまらない。
ステージショーが終わると、観客のおばちゃん、おばあちゃん1人1人と握手をするどころかハグをするのだ。
ハグをしてもらったおばあちゃんは感激のあまり、「冥土の土産になった」、「もう、これでいつ死んでも構わないわ」、「乙女に戻ったよ、ワハハハ!」といった言葉を発しており、まさに純烈は中高年のおばちゃん達から絶大な人気があるのだ。
中高年のおばちゃん達のアイドルであり、スーパー銭湯アイドルである純烈は、今日あなたの町のスーパー銭湯にも現れるかもしれない。
■純烈 Official Website
http://junretsu-official.com/