この数年間で人気が鰻登りのパンケーキ。
筆者のようなオジサン世代にとってはパンケーキが、幼少の頃に食べたホットケーキと同じに見えて仕方がない。
一体、パンケーキとホットケーキの差は何なのか、違いは何なのか?
パンケーキとホットケーキの定義
パンケーキとホットケーキを比較する前に、パンケーキとホットケーキそれぞれがどのようなものなのか、あらためて知っておこう。
まずはパンケーキとホットケーキの簡単な定義から。
パンケーキとは、フライパン等の取っ手が付いた平らな鍋で焼いたケーキ
パンケーキとは何かというと、フライパン等の取っ手が付いた平らな鍋(=パン)で焼いたケーキをひっくるめて、パンケーキというそうだ。
つまり、パン(=平らな鍋)で焼いたケーキだからパンケーキ。
ホットケーキとは、フライパン等で円形に焼いたケーキ
次にホットケーキとは何かというと、フライパン等で円形に焼いたケーキをいうのだそうだ。
あれ、パンケーキも似たような定義だったではないか!
パンケーキとホットケーキは、お互いがかなり近い存在
実は、パンケーキとホットケーキは、お互いがかなり近い存在なのだ。
パンケーキもホットケーキも、小麦粉、卵、牛乳、砂糖、ベーキングパウダー等を原料にし、それらを混ぜ合わせて円形に焼き、本来は同じものなのだ。
海外では、パンケーキとホットケーキの区別がなく、この手のケーキを「パンケーキ」というのが一般的で、「ホットケーキ」では通じない地域が多いのだ。
パンケーキは「食事用ケーキ」、ホットケーキは「おやつ用ケーキ」
しかし、「ホットケーキミックス」と「パンケーキミックス」の販売元である森永製菓によれば、「パンケーキは食事系、ホットケーキは厚みのあるスイーツ系」と区別し、定義しているとのこと。
もっと具体的にいうと、「甘さの度合い」と、ベーキングパウダーの量による「膨らみの差」なんだとか。
「パンケーキミックスは砂糖不使用で甘くなく、食事に合うような品質にしています」(森永製菓)。
ゆえに日本においては、薄く甘さが控え目のパンケーキは、ベーコンやスクランブルエッグ等と一緒に食べる「食事用ケーキ」、厚みのある甘いホットケーキは、蜂蜜やメープルシロップ等をかけて食べる「おやつ用ケーキ」と捉えられている傾向があるようだ。
なるほど、やっとパンケーキとホットケーキの差がわかった!