「観光スポット」タグアーカイブ

東京穴場観光巡り ~文京区シビックセンター展望台~【連載:アキラの着目】

今日のニッポンニュースで取り上げるのは、東京の穴場観光巡りにふさわしいスポット・文京区シビックセンター展望台だ。

文京シビックセンター Wikipedia 文京区役所より引用
文京シビックセンター Wikipedia 文京区役所より引用

文京シビックセンター展望台 文京区役所より引用
文京シビックセンター展望台 文京区役所より引用

その名の通り、文京区シビックセンターにある展望台ということなのだが、要するに文京区役所の最上階にある展望フロアをこう呼ぶ。

商業施設ではなく役所なので、そこが盲点となり、訪れる人が少なく、ゆえに穴場となっているのだ。

また、渋谷、新宿、池袋といった大ターミナル駅・繁華街にあるわけでなく、春日駅という特に街というほどでもないところにあるのも、穴場であることの要因にもなっているかと。

しかし、侮ることなかれ!

文京シビックセンターは25階建ての高層で、東京の隅々をしっかり見渡せるのだ。

文京シビックセンター展望台からの眺め 文京区役所より引用
文京シビックセンター展望台からの眺め 文京区役所より引用

それも、時間帯によっては、訪れる人間が自分しかいなく、まさに貸し切り状態ということもあり得るのだ。

もうこれは文京シビックセンター展望台に行くしかないだろう。

■文京シビックセンター展望台
http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/osusume/lounge.html

麻布十番にある古刹・善福寺(東京都港区)【連載:アキラの着目】

BUKKYO時事新聞から自転車で12、3分で行けた観光スポットを今回はご紹介しよう。

それは麻布十番にある麻布山善福寺だ。

善福寺は、平安時代の天長元年(824年)に空海(弘法大師)によって、真言宗を関東一円に広めるために高野山に模して開山された。

都内では金竜山浅草寺、深大寺に次ぐ古い寺院と善福寺はいわれている。

鎌倉時代には、親鸞聖人が善福寺を訪れ、迎えた了海上人は、親鸞聖人の高徳に傾倒し、一山をあげて真言宗から浄土真宗に改宗した。

二度の蒙古襲来に際し、善福寺は文永3年(1266年)に亀山天皇から勅願寺とされ、また、大坂石山本願寺に籠城する僧に援軍を送った石山合戦(安土桃山時代にあった石山本願寺&浄土真宗本願寺勢力と織田信長の戦い)以降、豊臣秀吉から天正18年(1590年)寺領を保護され、手厚い待遇を受けた。

善福寺が一躍歴史の舞台に登場したのは、もちろん親鸞聖人によるものも大きいが、それ以外では幕末に初代アメリカ合衆国公使館となったことも影響が大きいだろう。

安政6年(1859年)5月27日、タウンゼント・ハリスがアメリカ駐日公使に昇任したことで、善福寺は初代アメリカ合衆国公使館としてハリスと館員たちを迎え入れ、明治8年(1875年)12月8日までアメリカ合衆国公使館として使用された。

説明が長くなったが、参道入口からご案内しよう。

麻布山善福寺参道入口
麻布山善福寺参道入口
柳の井戸
柳の井戸

柳の井戸は、空海(弘法大師)が柳の木の下で錫杖を立てたところ、湧き出してきたとの言い伝えがある井戸で、善福寺の参道の右脇にある。

関東大震災や東京大空襲の際は、多くの人々が飲料水として利用し、現在でも少量ながら水が湧き出ている。

勅使門
勅使門

勅使門から本堂を望む

昭和20年5月15日の空襲で古くからあった勅使門は焼失し、現在の勅使門は昭和55年11月5日に再建された。

麻布山善福寺本堂
麻布山善福寺本堂

慶長12年(1607年)、徳川家康が東本願寺八尾別院本堂として建立し、京都天明の大火の後10年間、御影堂の役を勤めた建物を、昭和36年(1961年)に移築、再建した由緒ある建物で、平成21年(2009年)には港区の有形文化財に指定された。

アメリカ駐日公使タウンゼント・ハリスの記念碑

アメリカ駐日公使タウンゼント・ハリスの記念碑
アメリカ駐日公使タウンゼント・ハリスの記念碑

タウンゼント・ハリスアメリカ駐日公使が、安政6年(1859年)から明治8年(1875年)まで、初代アメリカ合衆国公使館として善福寺を使用したことを記念する碑。

逆さ銀杏
逆さ銀杏

樹齢750年余、都内最古の古木として国指定の天然記念物になっている逆さ銀杏は、貞永元年(1232年)、善福寺を訪れた親鸞聖人が立ち寄った際に持っていた杖を地面に刺したところ、銀杏の枝葉が繁茂したとの言い伝えがある。

鐘楼

鐘楼
鐘楼

親鸞聖人の銅像
親鸞聖人の銅像

善福寺が一山をあげて真言宗から浄土真宗に改宗したきっかけとなった親鸞聖人。

元麻布ヒルズ(高所得者向けマンション)と善福寺の墓地
元麻布ヒルズ(高所得者向けマンション)と善福寺の墓地

善福寺裏手にあるこの元麻布ヒルズは、元々善福寺の所有地であった敷地を森ビルが譲り受け、そこに1983年に建設されたマンションだ。

善福寺裏手に回るための階段があり、高低差のある地形だ。

福澤諭吉と妻・阿錦の墓
福澤諭吉と妻・阿錦の墓

近代日本の礎を創った、慶應義塾大学創立者・福澤諭吉とその妻・錦(きん)の墓が境内にある。

越路吹雪の歌碑

越路吹雪の歌碑
越路吹雪の歌碑

ご年配の方にかなり知られたシャンソン歌手・舞台女優の越路吹雪さんの歌碑。

麻布十番商店街からは少しだけしか離れていないにもかかわらず、境内は静かで、また「高低差マニア」も気に入る(?)地形でもある。

麻布十番に行った際は、立ち寄ってみてはいかがだろうか。

■麻布山 善福寺
http://www.azabu-san.or.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

おすすめ東京観光スポット! ~NHK放送センター(東京都渋谷区)~【連載:アキラの着目】

地方出身者や外国人旅行者の人たちは、東京観光というと大抵は浅草だったり、原宿、渋谷、等々に行くのではないかと。

確かにそれらの街に繰り出して、ブラブラ歩くのも悪くはないが、夏場なら外歩きは汗だくになるし、今みたいな冬だと寒かったりするので、ここはオールシーズンで楽しめる東京観光スポットをご紹介する。

その東京観光スポットとは渋谷区神南にあるNHK放送センターだ。

そう、あの国営TV放送局のNHKだ。

このNHKの中に見学できるエリアがあるのだ。

JR原宿駅からでも、JR渋谷駅からでも行くことができ、↓の建物がそうだ。

NHK放送センター

エントランス横の受付で入場料(一般200円、団体20名以上150円、こども・高校生以下・18歳未満・65歳以上無料)を払い、中に入ると、過去に放送したドラマのセットを見ることができる。

筆者が行った時は、昨年の大河ドラマ『真田丸』の写真やセット、また朝の連続ドラマの写真などが並べられていた。

大河ドラマ『真田丸』の真田幸村
大河ドラマ『真田丸』のセット

修学旅行で東京に来ていた女子高生も朝ドラのセットを見学
修学旅行で東京に来ていた女子高生も朝ドラのセットを見学

また、プロの放送機材を操作して、簡単な番組作り体験もできるコーナーもあり、子供からお年寄りまで楽しめるようになっている。

簡単な番組作り体験もできるコーナー
簡単な番組作り体験もできるコーナー

一筆書きのような見学コースなので、最後はお土産コーナーに到着するのだが、必ずしもお土産を買う必要はないので、用がなければそのまま通り過ぎて構わない。

小一時間くらいならば、時間を潰せることができるので、もう観光する場所がないという時は、このNHK放送センターに行ってみるといいかも。

■NHK放送センター
http://www.nhk.or.jp/kengaku/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

穴場観光スポットNo.1! 旧芝離宮恩賜庭園(国指定名勝・東京都港区)【連載:アキラの着目】

今日ご紹介するのは、東京の観光スポットの中でも穴場中の穴場で、FJ時事新聞が自信を持って「穴場観光スポットNo.1!」と断言する観光スポットだ。

その観光スポットが旧芝離宮恩賜庭園(国指定名勝・東京都港区)だ!

JR浜松町駅から徒歩でわずか1分で行けてしまう立地条件にもかかわらず、周辺に勤務するサラリーマンやOLですら気にも留めず、観光客も反対の方角の増上寺や東京タワーばかりに行ってしまうため、本当にビックリするくらい空いている観光スポットだ。

この旧芝離宮恩賜庭園は、文京区小石川にある小石川後楽園と並び、今に残る最も古い回遊式大名庭園の1つ。

元々この地は海面であったが、明暦の頃(1655~1658年)に埋め立てられ、徳川幕府の老中・大久保忠朝の邸地となり、その後数々の大名の邸地を経て、1871年に皇族・有栖川宮家の所有となった。

関東大震災の翌年の1924年に昭和天皇のご成婚記念として当時の東京市(現東京都)に下賜され、旧芝離宮恩賜庭園として一般に公開され、現在は国指定名勝となっている。

では、旧芝離宮恩賜庭園に足を踏み入れてみよう。

旧芝離宮恩賜庭園

さほど目立たない入口から奥へと歩いていくと、地図がある。

旧芝離宮恩賜庭園 地図

これで大まかな散策ルートを頭に入れても良し、とりあえずただ眺めるだけでも構わない。

地図を過ぎると、さらに入口があり、この先に受付がある。

旧芝離宮恩賜庭園

この受付で入場料を払うのだが、忘れずに窓口脇にあるパンフレットももらっておこう。

旧芝離宮恩賜庭園パンフレット

このパンフレットには園内の地図も載っているので、これを見ながらゆっくりと庭園散策をするといい。

旧芝離宮恩賜庭園パンフレット

庭園にある立派な松の木と池だけでももちろん申し分ないのだが、遠景のオフィスビルが借景となり、むしろ殺風景な空を埋めるべくして存在しているかのようだ。

旧芝離宮恩賜庭園
旧芝離宮恩賜庭園
旧芝離宮恩賜庭園

庭園内池の中央にある中島は、園景の要となる箇所で、中国で仙人が住み、不老不死の地といわれる霊山を模した蓬莱石組となっている。

旧芝離宮恩賜庭園 中島
中国で仙人が住み、不老不死の地といわれる霊山を模した蓬莱石組となっている中島

また、湖面に映った逆さ富士ならぬ「逆さビル」を観ることができるのも、都会の庭園ならではで面白い。

旧芝離宮恩賜庭園の逆さビル

汐留にある浜離宮に比べるとややコンパクトで人気度も低いが、それがかえって静かで自分のペースで庭園を散策でき、自分1人が貸し切ったかのような優越感を味わえるので、旧芝離宮恩賜庭園は超オススメ穴場観光スポットだ。

旧芝離宮恩賜庭園

■旧芝離宮恩賜庭園

・入場料:大人150円、20名以上の団体は1人120円、65歳以上70円、小学生及び都内在住・在学の中学生は無料
・公式ホームページ:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html
※料金は平成29年10月10日時点のものです。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

築地には市場以外の魅力的なスポットが!【連載:アキラの着目】

今や日本の代表的な観光地として世界的に知られた東京・築地。

連日朝早くから外国人観光客が築地市場やそれに隣接した場外市場を訪れている。

そんな築地だが、市場にだけ行っているようでは非常にもったいないと言っておこう。

築地には市場以外にも魅力的な見所が存在するのだ。

それは築地本願寺と昔ながらの日本家屋だ。

むしろ市場に行くのがメインでなく、築地本願寺と昔ながらの日本家屋を観に行くのをメインにした方が良いくらいだ。

1.築地本願寺

一見すると、日本の寺院とは思えない外観の築地本願寺。

それもそのはず、インドの古代仏教建築を模しているからで、だから伝統的な日本寺院とは異なるのだ。

築地本願寺

1923年の関東大震災による火災で本堂を焼失、1934年に現在我々が観ている本堂が再建された。

本堂内部は、外観とは真逆で伝統的な真宗寺院の構造となっている。

意外と観光客が少ないのも魅力の1つで、築地に足を運んだ際は、必ず観ておきたいスポットだ。

築地本願寺
築地本願寺本堂内側から正門を望む

■築地本願寺
http://tsukijihongwanji.jp/

2.日本家屋

アメリカ軍の空襲により、築地一帯もその惨禍に見舞われたのだが、築地地区の一部が奇跡的に焼けなかった。

焼けなかったのは、近隣にキリスト教と関わりのある聖路加病院があったため、この病院を焼失させないようにアメリカ軍は空襲したからだといわれている。

その空襲を免れた貴重な日本家屋を現在でも観ることができる。

特に必見なのが、銅板建築(看板建築ともいう)の日本家屋だ。

これらの銅板建築の日本家屋は、昭和初期に建てられ、その名の通り外壁に銅板を貼ってある。

銅板建築の日本家屋
銅板建築の日本家屋
銅板建築の日本家屋
銅板建築の日本家屋
銅板建築の日本家屋

昭和初期の銅板建築を東京、それも銀座にほど近いエリアで観ることができるのはまさに奇跡で貴重なことだ。

以上、築地のまだそんなに知られていない見所を紹介してみた。

築地市場からさほど離れていないので、散策がてらに覗いてみてはいかがだろうか。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099