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東京の様々な地名の由来 ~六本木(東京都港区)~【連載:アキラの着目】

六本木交差点「東京の様々な地名の由来」シリーズで今回取り上げるのは、六本木だ。

六本木は御存知の通り東京屈指の繁華街として世界に名を馳せており、戦前の東京市では旧麻布区に属していた。

六本木という地名の由来に関する説は2つある。

1つ目の説は、この地に6本の松の木があったことに由来するもの。

もう1つの説は、上杉家、片桐家、朽木家、高木家、一柳家、青木家といった木にまつわる名字の大名家がこの地に屋敷を構えていたことに由来するものだ。

どちらが六本木という地名の由来として正しいという判断や評価を付けることはできないが、いずれにしても木に関係することは確かだろう。

明治時代になると、大名屋敷ばかりだった六本木は、「東京鎮臺歩兵營」という軍事施設が置かれるようになった。

1917~1924 東京 六本木周辺
1917~1924 東京 六本木周辺

昔の六本木を知るお年寄りに訊くと、「戦前の六本木は軍人さんばかりで、怖かった」そうで、現在の繁華街で賑わう六本木とは正反対の町だったようだ。

その後、日本の敗戦により六本木の軍事施設はGHQにより接収され、GHQの外国人向けの商店や飲食店が少しづつでき始めた。

1975年(昭和50年)以降は、赤坂に代わる人気繁華街としての地位を確立し、1980年代後半からのバブル経済期には数十軒ものディスコがオープン、日本人・外国人とも大挙押し寄せるプレイスポットとなった。

人気繁華街ともなれば、当然犯罪や非行の温床となる側面も出てくるようになり、このため六本木エリアはアメリカ国務省、イギリス大使館、オーストラリア大使館によって旅行者向けの『危険地域』として警告されるに至っている。

近年は、大規模な都市再開発が行われ、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンがオープンし、繁華街だけでなく、大人向けのお洒落な商業エリアとしても現在の六本木は注目を集めている。
六本木交差点

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここは一体東京のどこ?~Part9~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第9弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1. 東京都新宿区河田町

正解は、旧フジテレビ社屋があった河田町。
東京都新宿区にある河田町コンフォガーデン

河田町にはフジテレビ本社(新宿区河田町3-1)が1997年3月まであったが、おわかりの通りその後、港区台場へ移転。

やがて河田町に残されたフジテレビの社屋・スタジオ棟は解体され、その跡地に河田町コンフォガーデンが2003年に竣工した。

A2. 東京都港区西麻布

とんねるずの歌で一躍全国にその名が轟いた西麻布が正解。
西麻布

このモノクロ写真が撮影された当時(1965年1月23日)は、霞町(かすみちょう)と呼ばれていた。

今昔対比すると、昔の霞町は空が低く、東京タワーを四方から望めることができたのに対し、現在の西麻布は首都高速で視界を塞がれ、圧迫感が半端ない。

A3. 東京都港区溜池

これは難問だったかと。

正解は、東京都港区溜池。
溜池

現在の東京都港区溜池周辺は、溜池らしきものが全然ないにもかかわらず「溜池」という地名のままで、不思議に思っている人がきっといるはずだ。

なぜこの地を「溜池」というのかというと、昔は溜池があったからだ。

外桜田絵図(嘉永三年=1850)をご覧頂ければ(左が北)、この地に瓢箪っぽい池(右下)があるのがわかるかと。

外桜田絵図(嘉永三年=1850)
外桜田絵図(嘉永三年=1850)

ちなみに、新旧の写真で共通する奥に見えるビルや家屋は、赤坂の町だ。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

東京都新宿区河田町の今昔

東京都新宿区河田町 旧フジテレビ社屋の今昔

東京都港区西麻布の今昔

東京都港区西麻布の今昔

東京都港区溜池の今昔

東京都港区溜池の今昔

今後も気になる昔の東京の街の写真や浮世絵、錦絵、木版画を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

合掌もでき「お寺のおもてなし(お茶・和菓子)」あり、神谷町オープンテラス@光明寺【連載:アキラの着目】

「都心のオアシス」というワードを聞くと、街路樹が植えられ、オフィスビルとオフィスビルの間に人工的に整備された空間を思い描きがちだが、今回紹介する「都会のオアシス」はそんなところではない。

港区の神谷町にある光明寺が開いているオープンテラスなのだ。

神谷町オープンテラス@光明寺
神谷町オープンテラス@光明寺 東京・神谷町光明寺 / 光明寺 – 浄土真宗本願寺派光明寺HPから引用

光明寺本堂前のテラスにはイスやテーブルが設置され、誰でも気軽に立ち寄れ、お参りもできる憩いの場なのだ。

お茶・和菓子も頂ける「お寺のおもてなし」は、毎週水曜日・金曜日の11:00~14:00の時間帯限定。

前日までに予約した人にオープンテラスの指定席を設け、僧侶及びスタッフがほうじ茶またはコーヒー、そして僧侶による手作り和菓子が出されるのだ。

お茶・和菓子 神谷町オープンテラス@光明寺 / Kamiyacho Open Terrace in Komyoji Temple Tokyoから引用
お茶・和菓子 神谷町オープンテラス@光明寺 / Kamiyacho Open Terrace in Komyoji Temple Tokyoから引用

そのうえ、おもてなしの時に時間が空いていれば、僧侶が希望者に対し短時間の「傾聴」もしてもらえる。

「傾聴」をメインにしてもらいたい人は、月曜日と金曜日の11:00から行なっているので、そこでじっくり聴いてもらうのもよいだろう。

なお、ありがたいことにテラス席への飲食持ち込みは、持ち帰ることができるのならばという条件付きで可能だ。

おもてなしのある日には、おつとめ(読経。本堂にて12:30から約10分)もあり、こちらは予約不要で、自由参加だ。

ちなみに、「お寺のおもてなし」を必要としない人は、予約不要で平日9:00~17:00の間に本堂への参詣やテラス設備(イス、テーブル等)の利用が可能だから、散歩の休憩がてらに立ち寄って利用することも全然アリだ。

【神谷町オープンテラス@光明寺 詳細】

・参詣可能時間:平日9:00~17:00
・傾聴日時:月曜日、金曜日の11:00~12:00
・おもてなし日時:基本、水曜日と金曜日の11:00~14:00も、最新情報はブログにて要確認
・予約:kot@komyo.net に名前、人数、希望時間帯を明記の上、できるだけ前日までに要連絡

※日時等は令和元年7月25日現在のもの

■東京・神谷町光明寺 / 光明寺 – 浄土真宗本願寺派光明寺
http://www.komyo.net/web/kamiyacho.html

■神谷町オープンテラス@光明寺 / Kamiyacho Open Terrace in Komyoji Temple Tokyo
http://www.komyo.net/kot/

■神谷町オープンテラス@光明寺 / Kamiyacho Open Terrace in Komyoji Temple Tokyo: ご利用の手引きアーカイブ
http://www.komyo.net/kot/cat2/

■神谷町オープンテラス(@oteracafe) 公式Instagram
https://www.instagram.com/oteracafe/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここは一体東京のどこ?~Part8~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第8弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1. 東京都港区大門

東京都港区大門

突き当たりの門が大門で、通りの両側は増上寺の別院と思われる。

大門という判断が下せれば、意外と簡単だったのではあるまいか。

A2. 新橋(博品館前)

新橋(博品館前)

JR新橋駅の駅名の由来となった橋だ。

したがって、この橋およびこの通りは現在の銀座通り。

A3. 品川駅

品川駅

蒸気機関車の煙突から振りまく煙や火の粉が街を焼き尽くす恐れがあるとの風評から、内陸での鉄道建設が許可されず、仕方なく海に堤防を築き、そこに線路を敷設するという苦肉の策で開通させた。

なので、品川駅も海沿いだったのだ。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

東京都港区大門の今昔

東京都港区大門の今昔

新橋(博品館前)の今昔

新橋(博品館前)の今昔

品川駅の今昔

品川駅の今昔

今後も気になる昔の東京の街の写真や浮世絵、錦絵、木版画を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

東京の様々な地名の由来 ~麻布(東京都港区)~【連載:アキラの着目】

久々の「東京の様々な地名の由来」シリーズで今回取り上げるのは、麻布だ。

一口に麻布といっても、「元麻布」、「西麻布」、「東麻布」、「南麻布」、「麻布台」といった広大な範囲を含み、戦前の麻布区が麻布そのものの範囲だといわれている。

現在でも麻布狸穴町(あざぶまみあなちょう)、麻布永坂町のように、地名の頭に「麻布」が付く地名が残っているが、それらはまさしく戦前は麻布区であった証だ。

麻布狸穴町(あざぶまみあなちょう)の狸穴坂
麻布狸穴町(あざぶまみあなちょう)の狸穴坂

六本木も元々は、そうした麻布にある1つの町に過ぎなかった。

そんな広い麻布であるが、麻布という地名の由来には諸説ある。

1つ目の説は、この一帯で麻を多く植え、布を織っていたことに由来し、麻がよく育つ土地という意味で「麻生」になり、これが転じて「麻布」となったとする説だ。

しかし、元々「麻布」は江戸時代くらいまでは、「阿佐布」、「麻生」、「浅府」、「安座部」といったように表記がまちまちで、現在の「麻布」表記に定着したのは幕末以降のようだ。

ということは、必ずしも麻が育っていた土地であったとか、麻で布を織っていた土地であったことは疑わしく、この説は信憑性が低いと言わざるを得ない。

もっともらしいあて字で表記する方が都合が良かったのだろう、おそらく表記の利便性を優先し、まちまちだった表記を「麻布」にしたと考える方が自然だ。

よって、この説は「麻布」の地名の由来としては却下。

2つ目の説は、アイヌ語由来説だ。

太古の昔、麻布十番の周辺までは海であった。

東京湾に突き出ている芝公園の高台から飯倉、麻布狸穴、鳥居坂、日ケ窪、麻布山麓、仙台坂と続く半島と、三田山、魚藍坂(ぎょらんざか)、三光町、恵比寿、天現寺まで続く半島に囲まれた内海は海草が繁殖し、小魚の天国であったので、早くから石器時代から住み着いた原人とアイヌ人がが仲良く住みついていたと考えられる(麻布山にも貝塚があったとのこと)。

当時、内海には小島が点在し、半島を横切るために舟や筏のような乗り物が頻繁に使われ、それらにより狩猟や物々交換をしていたようだ。

こうした舟や筏などで渡ることをアイヌ語で「アサップル」といい、この「アサップル」が転じて「アザブ」、それに漢字をあてて、現在の「麻布」になったとする説を稲垣利吉氏は主張している。

アイヌ語が、それも麻布のところだけ数千年も残るものなのか、これまた信憑性は低いように思われる。

最後の3つ目の説は、地形に由来する説だ。

「あざぶ」は「あさふ」でもあり、「あさふ」は口語では「あそう」と発音するため、「麻生」という表記をあてることもできる。

「麻生」とは「あぞ・ふ」とも発音し、「あぞ・ふ」はすなわち崖地の場所を表している言葉なのだ。

東京都港区の麻布は、まさに台地の縁にある崖地であり、高低差があるため、坂道が多いのはご承知のことかと。

したがって、「麻布」は崖地から由来した地名なのだという説で、信憑性が高いと思われる。

筆者は、3つ目の地形に由来する説が最も「麻布」の地名の由来としてしっくりくるように思う。

やはり、日本の地名は古来より地形から名付けることが多く、こんな地形だから悪天候の時は気をつけろ、みたいなハザード・メッセージを込めている場合が多いのだ。

例えば「龍」が付く地名は、一見カッコ良さそうだが、雨が降ると、その土地の川が、龍が暴れるかのように氾濫する、という意味だったり、鬼怒川もまさに似たような意味で、雨が降ると、鬼が怒ったかのごとく川が氾濫するから鬼怒川と名付けられたのだ。

なので、「麻布」は崖地ですよ、という意味を伝えるために名付けられたのだと考えると、無理がないかなと思う次第だ。

気になる人は、古くから麻布に住むご老人に訊き取りすると、真相がわかるかもしれない。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

意外と楽しめる東京の穴場展望台3選【連載:アキラの着目】

今回のFJ時事新聞ニッポンニュースは、意外と楽しめる東京の展望台を3つ取り上げてみる。

過去のニッポンニュースでも、似たような記事を掲載しているが(2018年02月04日ニッポンニュース『東京穴場観光巡り ~文京区シビックセンター展望台~【連載:アキラの着目】』2018年03月08日ニッポンニュース『”駅チカ”の展望回転ラウンジ「銀座スカイラウンジ」【連載:アキラの着目】』2019年01月21日ニッポンニュース『広角ガラスからの眺めと開放感ある屋上の六本木ヒルズ展望台【連載:アキラの着目】』2019年05月22日ニッポンニュース『伊豆諸島へのアクセスと穴場の展望台がウリの調布飛行場【連載:アキラの着目】』)、過去の分とは1つもダブらずに新規で東京の穴場展望台を取り上げてみたい。

1.テレコムセンター展望台

日本夜景遺産にも認定されている、お台場テレコムセンタービル21Fにある展望台(99m)は、広々としたスペースにテーブルや椅子が置かれ、ゆっくり寛げる。

テレコムセンタービル|東京テレポートセンターHPから引用

大パノラマから東京タワーや東京スカイツリー、新宿新都心や品川埠頭、臨海副都心といった東京周辺を一望できる。

晴天時には無料望遠鏡で富士山も望むことが可能だ。

夏には東京湾で打ち上げられた花火を目前で捉え、元旦には初日の出を捉えることができるので、ぜひ行ってみよう。

テレコムセンタービル|東京テレポートセンターHPから引用

【テレコムセンター展望台 詳細】

・所在地:〒135-0064 東京都江東区青海2-38 テレコムセンター 東棟21F
・交通アクセス:ゆりかもめ線テレコムセンター駅より徒歩1分
・営業時間:月~金 15:00~21:00、土日祝 11:00~21:00(夏休み期間 7/20~8/31 11:00~21:00)
・定休日:年中無休(ビル休館日、年末年始を除く)
・入場料:大人500円、子供300円/ 団体(15名以上)各100円引
・TEL:03-5500-0021

施設紹介|テレコムセンタービル|東京テレポートセンター

2.カレッタ汐留 46階展望スペース

こじんまりとした展望台ながらも、地上約200mの高さから眺める風景は絶品!

銀座からレインボーブリッジやフジテレビ等のお台場までの東京湾一帯180°を見渡せることができる。

カレッタ汐留 46階展望スペース SmartParty.jpから引用

特にレインボーブリッジやお台場方面の、北東側展望スペースは、理想的な構図の風景写真を撮ることができるので、オススメだ。

カレッタ汐留 46階展望スペース SmartParty.jpから引用

この展望スペースには、デザイナーズチェアが設置されているので、心ゆくまで絶景を堪能しよう。

綺麗な夜景を観ながら、ロマンティック・モードに突入できるので、デートに最適。

【カレッタ汐留 46階展望スペース 詳細】

・所在地:〒105-7046 東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留46階
・交通アクセス:JR・地下鉄銀座線新橋駅徒歩5分、都営浅草線新橋駅徒歩3分
・営業期間:営業:11:00~23:00(スカイレストランの営業時間に準ず)
・その他:年中無休

フロアガイド:46F|カレッタ汐留 – caretta shiodome

3.船堀タワー

江戸川区のシンボル「タワーホール船堀」にあり、無料で最上階まで登ることのできるのが船堀タワーだ。

タワーホール船堀から引用

高さ115mの展望室は、都内全域を一望できる360°の大パノラマ。

無料にもかかわらず、入場案内担当者やエレベーター乗務員もいるので、不明点があってもすぐ訊ける。

【船堀タワー 詳細】

・所在地:〒134-0091 東京都江戸川区船堀4丁目1-1
・交通アクセス:都営新宿線「船堀駅」下車、徒歩約1分
・営業期間:見学時間:展望エレベーター運行時間:9:00~21:30(暴風等、天候により運行を停止する場合あり)
・休館日:年末年始、その他休館日は要HP確認
・タワー料金:無料
・タワーの高さ:展望室高さ 115メートル
・TEL:03-5676-2211(代)

http://www.towerhall.jp/1facility/facility-up.html#otower

以上、そんなに巷では知られていない展望台を取り上げてみた。

時期や他の近場のスポットと上手に絡めて、訪れるといいだろう。

※情報は令和元年6月4日現在のものであるため、詳細は、各施設にお問い合わせのこと

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ディスコ・クラブで改元カウントダウン、「平成to令和 RAVE」【連載:アキラの着目】

平成も残すところあと6日間。

平成から令和への改元では、大晦日のようなカウントダウン・イベントが、全国各地で開催される予定だ。

その数々の改元カウントダウン・イベントの中でも、FJ時事新聞ニッポンニュースは、麻布十番にあるELE TOKYO(エル トウキョウ)の「平成to令和 RAVE」に注目だ。

麻布十番「ELE TOKYO(エル トウキョウ)」で開催される改元カウントダウン・イベント「平成to令和 RAVE」 ELE TOKYO公式サイトから引用
麻布十番「ELE TOKYO(エル トウキョウ)」で開催される改元カウントダウン・イベント「平成to令和 RAVE」 ELE TOKYO公式サイトから引用

なぜ注目に値する改元カウントダウン・イベントなのかというと、第1の理由としては、女性は会費が無料だからだ。

第2の理由としては、平成から令和という新時代へ繋ぐにふさわしい錚々たるメンバーを召喚しているからだ。

“アジア最大のディスコ”としてオープン以来、総集客数500万人以上を誇る伝説のディスコ・クラブ『velfarre(ヴェルファーレ)』(東京・六本木)で総支配人を務めた山野氏。

巨大ディスコ『ジュリアナ東京』(東京・芝浦)と『velfarre』のレジデントDJを務めたJohn Robinson(ジョン・ロビンソン)氏。

『velfarre』にて12年に渡り『Cyber TRANCE』のチーフDJとしての活動をはじめ、『Accel』や『Velocity』といったトランスやテクノパーティーで多くのクラウドやDJ達に影響を与えたDJ TETSUYA(Finedoubt Music / Cyber TRANCE)氏。

今年でDJ活動30年目を迎え、その圧倒的存在感から国内外に多くのファンを持つYOJI BIOMEHANIKA氏。

こうした知る人ぞ知る、平成のディスコ・シーンを飾ったメンバーを一挙に呼び集め、平成時代の終焉をともに見届けるのは、興味深いものとなろう。

一般庶民が知らない平成を知りたい人や振り返りたい人には、政治経済から振り返る平成とは異なる別の平成を知ったり、懐古したりできる貴重な機会だ。

ちなみに、John Robinson(ジョン・ロビンソン)氏は、巷間でも一世を風靡したクラブDJだ。

曲を聴けば、「ああ、この曲の人なのか!」と誰もが納得するはずだ。

■John Robinson『TOKYO GO』

※この『TOKYO GO』は、プロレス団体「闘龍門」において、プロレスラー・マグナム東京の入場テーマ曲兼ダンス曲としても使われた。

音楽を聴いたり、ダンスしたりで、風変わりな改元カウントダウンをおくりたい人は、麻布十番ELE TOKYOに直行だ!

【平成to令和 RAVE】

・開催日:2019年04月30日(火)
・会場:ELE TOKYO(エル トウキョウ)
・所在地:東京都港区麻布十番1-4-5深尾ビル1F
・会場URL:https://eventsearch.jp/clubguide-facility/eletokyo
・料金:3,000円(女性無料)
・規模:1000名以上
・問い合わせ:03-5572-7535

■平成to令和 RAVE ELE TOKYO
http://eletokyo.com/upcoming/0430heiseitoreiwa.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

西洋宮殿建築に和テイスト、参観可能な迎賓館【連載:アキラの着目】

外国の要人が来日した際には、必ず立ち寄り「おもてなし」を受けるスポットが、東京都港区元赤坂にある迎賓館赤坂離宮だ。
迎賓会赤坂離宮

1948~61年の間は、迎賓館赤坂離宮は国立国会図書館として使用され、一般開放されていたが、1974年から正式に迎賓館として利用され、今日に至っている。

迎賓館赤坂離宮は、外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開されており、事前予約または事前予約なしの当日受付でも参観可能だ。

ただし、混雑時は、事前予約が当日受付よりも優先されるので、ご注意を。

パッと見は、明らかな西洋の宮殿建築である迎賓館赤坂離宮だが、よくよく観ると、正面玄関の屋根飾りや内装の模様等に鎧武者の意匠がある。

なぜこのような西洋建築に和のテイストが織り交ぜられているのかというと、日本が独自文化を守りつつ、西洋化と富国強兵に突き進んでいた時代を象徴して、天皇を「武勲の者」という印象を表現するために施されたのだとか。

一般公開の範囲は、(1)本館・庭園(主庭及び前庭)、(2)和風別館・本館・庭園、(3)和風別館・庭園および(4)庭園で、詳細は以下の通り。

(1)本館・庭園(主庭及び前庭)

申込み不要(20名以上の団体は事前予約可)。

本館用の音声ガイド(1台200円)あり。

本館・庭園についての付き添いガイドのサービスなし。

本館羽衣の間で列になって接遇の様子等の展示を見ている参観者 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用
本館羽衣の間で列になって接遇の様子等の展示を見ている参観者 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用

・公開時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
・所要時間の目安:1時間から1時間30分程度
・参観料:一般 1,500円、大学生 1,000円、中高生 500円、小学生以下 無料

(2)和風別館・本館・庭園

要事前予約(本館参観は当日参観料支払い時に選択)

和風別館は、専門ガイドが案内するガイドツアー。

本館用の音声ガイド(1台200円)あり。

本館・庭園についての付き添いガイドのサービスなし。

ガイドの説明を聞いている参観者のいる和風別館の庭 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用
ガイドの説明を聞いている参観者のいる和風別館の庭 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用

・参観開始時間:10時30分、11時、11時30分、12時、12時30分、13時、13時30分、14時、14時30分、15時 ※15時の回は英語ガイドツアー
・定員:各参観開始時間毎に20名
・所要時間の目安:和風別館 + 本館 + 庭園 2時間から2時間30分程度
・参観料:一般 2,000円、大学生 1,500円、中高生 700円 ※小学生以下の参観不可  ※本館を参観するかは、当日参観料支払い時に選択可能

(3)和風別館・庭園

要事前予約(本館参観は当日参観料支払い時に選択)

和風別館は、専門ガイドが案内するガイドツアー。

庭園についての付き添いガイドのサービスなし。

和風別館の茶室を参観している様子 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用
和風別館の茶室を参観している様子 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用

・参観開始時間:10時30分、11時、11時30分、12時、12時30分、13時、13時30分、14時、14時30分、15時 ※15時の回は英語ガイドツアー
・定員:各参観開始時間毎に20名
・所要時間の目安:和風別館 + 庭園 1時間から1時間30分程度
・参観料:一般 1,500円、大学生 1,000円、中高生 500円 ※小学生以下の参観不可  ※本館を参観するかは、当日参観料支払い時に選択可能

(4)庭園

申込み不要

庭園についての付き添いガイドのサービスなし

マリーゴールドが植えられた主庭の花壇と、本館とともに国宝に指定されている噴水 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用
マリーゴールドが植えられた主庭の花壇と、本館とともに国宝に指定されている噴水 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府HPから引用

・公開時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
・所要時間の目安:30分から45分程度
・参観料:一般 300円、大学生以下 無料

なお、当然のことながら入場時には金属探知機による検査と手荷物検査があるし、様々な禁止・制約事項がある。

公序良俗に反する服装や、素肌の露出が極端に多い服装、迎賓館の品格・雰囲気を著しく損なうおそれのある服装、他の参観者が不快と思われるおそれのある服装は不可だ。

迎賓館内(本館及び和風別館の館内)において、飲料の摂取、鉛筆以外のものを使用してのメモ、カメラ・スマートフォン等を撮影可能な状態のままでの携行、敷地内においてのスケッチ・「自撮り棒」での撮影、等々も不可だ。

ルールをしっかり守って、上品に迎賓館赤坂離宮を参観しよう。

【迎賓館赤坂離宮へのアクセス】

・中央線・総武線「四ッ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約7分
・東京メトロ丸ノ内線「四ッ谷」駅下車、1番出口より徒歩約7分、南北線「四ッ谷」駅下車、2番出口より徒歩約7分
※迎賓館には駐車場及び駐輪場はなし

■参観ご希望の方へ | 迎賓館赤坂離宮 | 内閣府
https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/visit/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻(東京都港区)【連載:アキラの着目】

一昨日の時点では、靖国神社の櫻が五分咲きとのことで、まだ満開までには数日かかるなと思いきや、なんと翌日には東京の櫻は満開との発表があり、うれしいけれどもやや戸惑いを隠せない東京都民。

櫻満開ですっかり気候も春陽気だとはしゃいでいたら、昨日今日と東京は肌寒い冬に逆戻りで、なんとも安心できない季節だ。

しかし、満開の櫻が蕾に逆戻りすることは決してありえず、撮影するなら今のうちということで、寒空の中、芝・増上寺に繰り出してみた。

以前のニッポンニュース(2017年09月21日「東京タワーとのコントラストが面白い! ~芝・増上寺(東京都港区)~【連載:アキラの着目】」)でも取り上げた増上寺だが、満開の櫻目当てで訪れる人が内外問わずそこそこいた。

やはり増上寺といえば、バックに聳え立つ東京タワーとのコントラストを撮影しないわけにはいかない。

ありきたりの撮影ポイントと言ってしまえば、確かにその通りなのだが、でもやはりこの位置からの撮影は必須だろう。

ということで撮影した写真が↓。
芝 増上寺三解脱門東京タワーとのコントラストが面白い、櫻満開の芝 増上寺芝 増上寺の境内に咲いている満開の櫻

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻と、東京タワー。

でもやはり青空の方が、さらに増上寺の満開櫻は映えたかもしれない。

ちなみに増上寺の歴史は古く、約600年前からこの地にある。

徳川家康が入府した頃にはすでに増上寺は存在したのだ。

家康が江戸城を改修する際に、今風に言うと、”風水のプロフェッショナル”である天海僧正に”都市計画”を任せ、江戸城の鬼門にあたる北東に浅草寺を、裏鬼門にあたる南西に目黒不動尊(瀧泉寺)を置いた。

その後、三代将軍・徳川家光の時に江戸の街の鬼門にあたる北東に寛永寺を置き、寛永寺-江戸城大手門の延長線上にある増上寺の境内に、祖父・家康公の寿像を祀る社殿「安国殿」を建立し、大権現・家康公の神力をもって江戸の守護と繁栄を願ったのだ。

なので、寛永寺-江戸城大手門-増上寺は見事に一直線上に並ぶのだ。
寛永寺-江戸城大手門-増上寺ライン

現在のような精密な測量技術やGPSによる位置情報の取得ができなかった昔に、よくぞまあ、ピッタリ一直線に3つとも並べたよね、と感心してしまう。

さらに余談だが、江戸を平和な街にするため、様々な風水の仕掛けをしていたようだ。

「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 - 古代日本史への情熱」から引用
「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱」から引用

【関連サイト】
・ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱
https://blog.goo.ne.jp/go-hot-ai2395/e/6d0de9e480fc8e58459c4182c7e414e6

話がだいぶ横道に逸れてしまったが、増上寺にはこうした重要な役目が任されてきた寺院であり、訪れることでご利益があること間違いないだろうから、花見がてらでも訪れると良いだろう。

■大本山 増上寺
http://www.zojoji.or.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

3.15-17の期間限定「名古屋城本丸御殿カフェ」@表参道【連載:アキラの着目】

「尾張名古屋は城でもつ」と言われるくらいに、名古屋発展の礎となった名古屋城。

その名古屋城はアメリカ軍の空襲によって焼失、戦後再建され現在に至っているが、近世城郭御殿の最高傑作と言われた名古屋城本丸御殿は長らく再建されなかった。

それがようやく2009年(平成21年)1月に復元に着手し、2018年(平成30年)6月に名古屋城本丸御殿が再建・公開された。

名古屋城本丸御殿の再建には江戸時代の文献や、戦前に撮影された多くの写真、実測図を元に在りし日の姿を忠実に蘇らせただけあって、復元・再建だからといっても、全然遜色のない完成度なのだ。

その名古屋城本丸御殿の魅力を体感できる特設カフェが、3.15-17の期間限定で表参道にオープンする。

3.15-17の期間限定、「名古屋城本御殿カフェ」@表参道(東京都港区) HELLO GORGEOUS! ゴージャスを遊べ。 名古屋城本丸御殿から引用
3.15-17の期間限定、「名古屋城本御殿カフェ」@表参道(東京都港区) HELLO GORGEOUS! ゴージャスを遊べ。 名古屋城本丸御殿から引用

キャンペーンキャラクターのタレント・高田純次さんが目印だから、名古屋城本丸御殿カフェに行くのはわかりやすい。

3.15-17の期間限定、「名古屋城本御殿カフェ」@表参道(東京都港区) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用
3.15-17の期間限定、「名古屋城本御殿カフェ」@表参道(東京都港区) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用

名古屋城本丸御殿カフェ内は、名古屋城本丸御殿の魅力を体感できるように、名古屋城本丸御殿室内の襖絵や欄間、障壁画等をイメージした壁面が施されている。

そのうえイベント期間中は、名古屋の歴史や徳川家康、江戸のこと等、名古屋に関連することならば“名古屋おもてなし武将隊”の徳川家康公が何でもお答えする。

肝心のカフェは、尾張徳川家の御用菓子屋・桔梗屋の流れを組む「一朶(ICHIDA)」が“待ち遠しい本丸御殿の春”を表現した中干菓子や、名古屋城をイメージしたあんだまを『名古屋城 本丸御殿カフェ』オリジナル和スイーツとして提供。

『春待ち』セット 1,100円(税込) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用
『春待ち』セット 1,100円(税込) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用
『あんころ城』セット 900円(税込) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用
『あんころ城』セット 900円(税込) 名古屋城本丸御殿キャンペーン「HELLO GORGEOUS! ~ゴージャスを遊べ。」開催! | お知らせ | 新着情報 | 名古屋観光情報公式サイト 名古屋コンシェルジュから引用

他には、派手好きな名古屋らしく金箔入コーヒーも提供しているので、インスタ映えを狙う人も満足するはずだ。

3月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間限定なので、逃さず繰り出そう!

【名古屋城本丸御殿カフェ 詳細】

・場所:Zero Base 表参道External link(東京都港区南青山5-1-25)
・アクセス:東京メトロ「表参道駅」より徒歩1分
・期間:2019年3月15日(金)、16日(土)、17日(日)
・営業時間:11:00~19:00(17日は18:00まで)
・連携/協力:一朶(ICHIDA)External link、marimomenExternal link、cucuriExternal link、(公財)名古屋観光コンベンションビューロー

■名古屋城本丸御殿カフェ
https://www.nagoya-info.jp/news/2019/03/hello_gorgeous.html#cafe

■HELLO GORGEOUS! ゴージャスを遊べ。 名古屋城本丸御殿
https://nagoya-gorgeous.jp/

■名古屋城公式ウェブサイト
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/

※料金は、平成31年3月14日現在のもの

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