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プラモデルで偲ぶ『西部警察』特殊車両【連載:アキラの着目】

スーパーZ プラモデル 株式会社 青島文化教材社HPから引用豪華な顔ぶれが揃った役者陣、潤沢な資金で制作された派手な銃撃戦や爆破シーン、壮絶なカー・アクション。

ここまで書けば、もうおわかりだろう。

そう、刑事ドラマの金字塔を打ち立てた『西部警察』だ。

また『西部警察』かよ、と思った貴方、そう言わずに今回もお付き合い願いたい。

『西部警察』といえば、前述のことが最大の特徴として挙げられるのだが、もう1つドラマの中で脇役ながら山椒のような存在感を出しているものがある。

それは特殊車両だ。

パトカーなんだけど、見た目がスーパーカーのような車両から、至って普通っぽいが専門特化している車両まで、実にドラマのシナリオによってフォーカスされているのだ。

特にスーパーZというパトカーは、この『西部警察』のためだけに造られた改造車だ。

スーパーZ 石原プロモーション公式サイトから引用
スーパーZ
石原プロモーション公式サイトから引用

名前からわかるかと思うが、ベースとなっているのは日産・フェアレディZ。

このフェアレディZは本来、他の日本車同様のドア開閉なのだが、石原プロモーションは『西部警察』のためだけに、このフェアレディZの扉を、ランボルギーニ・カウンタックのようなガルウィングにしてしまった。

筆者は、寝ても覚めても車のことが大好きな車マニアではないのだが、それでもこのガルウィング・タイプのスーパーZを欲しいなあと思わずにはいられなくなる。

しかし、現実問題、スーパーZを我が物にすることはできないから、心の中ではやや悶々としているのだが、こうした思いを抱いているのは筆者だけではなく、全国の『西部警察』ファンも同じだろう。

では、筆者も含めた、そうした『西部警察』ファンはどうすればいいのか?

話は簡単、スーパーZの実車を入手できないのであれば、模型すなわちプラモデルを入手すればよいのだ。

ということで、前置きが長すぎたが、プラモデルの老舗メーカーとして知られる株式会社青島文化教材社から発売されている『西部警察』シリーズのプラモデルをご紹介!

もちろんスーパーZもあるし、この他にもマシンX、マシンRS-1、マシンRS-2、マシンRS-3などといった、『西部警察』ファンならば、「ああ、あの車両ね」と名前を聞けばすぐにわかるくらい馴染みのあるパトカーもプラモデルにラインナップされている。

スーパーZ プラモデル 株式会社 青島文化教材社HPから引用
スーパーZ プラモデル
株式会社 青島文化教材社HPから引用
マシンRS-3 プラモデル 株式会社 青島文化教材社HPから引用
マシンRS-3 プラモデル
株式会社 青島文化教材社HPから引用
サファリ 4WD&タンク車 プラモデル 株式会社 青島文化教材社HPから引用
サファリ 4WD&タンク車 プラモデル
株式会社 青島文化教材社HPから引用

『西部警察』でのシーンを思い浮かべながら、自分の好みの特殊車両プラモデルを作り、眺める。

なんとも贅沢なひと時だ。

『西部警察』というドラマだけのために造られた特殊車両。

さらに、そのレアな車両のプラモデルを作ることができる愉しみを味わいたい人は、ぜひ購入すべし。

■西部警察 特殊車両|株式会社 青島文化教材社
http://www.aoshima-bk.co.jp/product/?s=&seriesname=1%2F24+%E8%A5%BF%E9%83%A8%E8%AD%A6%E5%AF%9F

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

莫大な資金援助で制作、装甲車も走る刑事ドラマ『西部警察』【連載:アキラの着目】

今回のニッポンニュースは、これまでにも幾度となく取り上げた刑事ドラマ『西部警察』だ。

故・石原裕次郎さんが社長を務めた石原プロモーションが手掛けた刑事ドラマは数あれど、その中の最高峰だと筆者は思っている。

やはり『西部警察』の何が凄いのかというと、豪快な爆破シーンやカーアクションだろう。

それらは、同じ石原プロモーション制作の『大都会』や『太陽にほえろ』とは比べ物にならぬほどの規模なのだ。

ここからは推測の域に入るが、『大都会』や『太陽にほえろ』は日本テレビでの放送だったが、『西部警察』はテレビ朝日での放送となり、放送局が変わったことで莫大な資金援助があったのではないか。

つまり、テレビ朝日が高視聴率を取れる石原プロモーションの刑事ドラマを放送したいがために、莫大な金で石原プロモーションを”釣って”、日本テレビから”引き抜いた”とみることができるのでは、ということだ。

なので、ドラマ中における爆薬の使用量が半端なく増加しているのだ。

また、『西部警察』第一話、第二話で装甲車が登場。

ドラマ開始のインパクトとしては申し分なく絶大で、銀座や赤レンガの東京駅前、国会議事堂前を装甲車が走行するシーンは圧巻という言葉以外見つからない。

『西部警察』第一話「無防備都市(前編)」から引用
『西部警察』第一話「無防備都市(前編)」から引用

もちろんCGといったテクノロジーのない時代に制作された『西部警察』であるから、実写であり、装甲車を実走させて撮影したものだ。

『西部警察』第一話「無防備都市(前編)」から引用
『西部警察』第一話「無防備都市(前編)」から引用

この装甲車、かのフォークリフトで有名な小松製作所にこれまた莫大な金で造らせた特注品のようで、ドラマでは米軍の最新鋭装甲車という設定だった。

■【西部警察】装甲車メモリアル

この装甲車が走る『西部警察』は、令和に制作されたのではなく、昭和の時代、今から40年前に制作されたドラマなのだから、あらためて凄いことをやったものだと感心せざるを得ない。

『西部警察』に興味が出てきた人は、DVDをレンタルするか、DVDを購入するかして観てみるべし。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

FJ時事新聞ニッポンニュース厳選!刑事ドラマテーマ曲3選【連載:アキラの着目】

頻繁に起こる銃撃戦や、派手なカーチェイス&カーアクションが”ウリ”だった、昭和の刑事ドラマ。

しかし、そうしたインパクトのある映像だけでなく、秀逸なメロディのテーマ曲やBGMも視聴者を惹きつけていたのだ。

今回のニッポンニュースは、ニッポンニュース編集部の独断で刑事ドラマのテーマ曲ベスト3を厳選してみた。

1.『ワンダフルガイズ』(刑事ドラマ『西部警察 PartⅢ』オープニング・テーマ曲)

西部警察PartⅢ

今では実現不可能な撮影として語り継がれているのが、戦車が銀座を走行する『西部警察 PartⅠ』での第1話&第2話。

その後継シリーズ第3弾が『西部警察 PartⅢ』なのだが、相変わらずパトカーの損壊率(!?)もPartⅠに劣らず、派手な爆破シーンや銃撃戦もあり、今観てもアクションドラマとして十分に楽しめる。

もちろん渡哲也を筆頭に、各刑事に扮する俳優陣による迫真の演技も見どころだ。

肝心のテーマ曲だが、オーケストラの演奏に耐えられる曲調の中に、エレキギターのアドリブ的な間奏が入るというもの。

一度聴いたら、耳に残りやすいメロディラインと、そこまで考慮したのか不明だが、ハミングや口三味線、口笛で再現する際に無理のない音域で構成されているのも良い。

■西部警察PartⅢ op – YouTube

2.刑事ドラマ『大都会PARTⅢ』オープニング・テーマ曲

大都会PARTⅢ

この『大都会PARTⅢ』も『西部警察』同様に石原軍団による刑事ドラマ。

時期としては『大都会』シリーズが先に放映され、『西部警察』はその後だ。

シリーズ1作目『大都会』は、暗く垂れ込めるようなイメージのドラマだったが、シリーズ2作目『大都会PARTⅡ』、シリーズ3作目『大都会PARTⅢ』と追うにつれ、アクションシーンが多くなり、またテコ入れした俳優陣の充実さも光り、1作目のような暗さは解消された。

ドラマ・イメージと比例するように、1作目のテーマ曲はどんよりした曲調だったが、シリーズを追う毎に明るくなった印象。

とりわけシリーズ3作目『大都会PARTⅢ』のテーマ曲は、パトカーのサイレンを連想するような、のっけからリフレイン調のメロディ。

メリハリ感もあって、筆者にとっては”中毒性”の高い名曲だ。

■大都会PARTⅢテーマ曲 – YouTube

3.刑事ドラマ『Gメン’75』オープニング・テーマ曲(フルサイズ Ver)

Gメン'75

毎回、なぜか空港の滑走路で歩みを進めるメンバーたちが映し出されるオープニングだった刑事ドラマ『Gメン’75』。

テーマ曲は、特撮ヒーロー物の主題歌を手掛けてきた菊池俊輔氏の作曲だ。

大滝詠一や中島みゆきの曲を聴けば誰でも「ああ、大滝詠一の曲だ、中島みゆきの曲だ」とわかるように、慣れてくると菊池俊輔氏の曲もわかってくるものだ。

演歌ほど”押し付けがましくない”郷愁さが漂うようなメロディとでも言っておこうか。

■『Gメン’75』テーマ曲(フルサイズ Ver)

以上、ニッポンニュース編集部の独断で選んだ刑事ドラマのテーマ曲ベスト3だったが、いかがであっただろうか?

『太陽にほえろ』のテーマ曲がランキングインしていない、等々の不満もおありかと思うが、また別の切り口で今回選ばれなかった曲は、紹介することができれば、と考えている。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099