進化を遂げている通信空手【連載:アキラの着目】

かつては少年誌の広告に「通信空手」の4文字が頻繁に踊っていたものだ。

「地上最強のカラテ」として世界中を席巻した極真空手の影響もあって、日本全国至るところで通信空手受講者がいたのだ。

しかし一方では、みうらじゅんさんが少年時代に通信空手をやっていたことを自虐ネタ(?)として披露していることからもわかるように、通信空手は通常の空手とは一線を画し、なんか弱々しいイメージがしないでもなかった。

そんな通信空手だが、平成の現在では進化を遂げ、かつてのイメージを払拭している。

「空手通信講座インターネット空手スクール」から引用
「空手通信講座インターネット空手スクール」から引用

どのような進化を遂げたのかというと、「空手通信講座インターネット空手スクール」では「添削動画」のシステムを確立している。

これは、毎月1回程度、練習過程の様子を撮影した動画を通信空手道場宛てに送り、通信空手道場から添削動画が返信されるというものだ。

インターネットの光回線が主流になったことで、動画の閲覧やアップロードが容易に行えるようになったのが背景として挙げられよう。

また、フルコンタクト空手の雄・極真空手の安斎道場では「おうち道場」と称したオンラインの空手道場を設置しており、その名の通りおうち、すなわち自宅が道場となり、好きな時間・好きな環境・好きなペースで空手を学べるのだ。

「極真空手を習うなら、お家で学べる【おうち道場】|カラテ道場・オンライン」から引用
「極真空手を習うなら、お家で学べる【おうち道場】|カラテ道場・オンライン」から引用

周囲を気にせずに、自分のペースで黙々と空手を学びたいというニーズは確実に存在しているので、ニッチではあるけれども、そうした需要の受け皿としてのインターネットを使った空手道場が今後ますます注目を集めることだろう。

通信空手だといつまでも「白帯」なのではないかと不安になる人もいるようだが、その心配は無用だ。

通い門下生と同様、技の習熟度に応じて昇級・昇段があるので、頑張れば、いつまでも弱いわけではなく、強くなれるのだ。

地理的な制約から、実際の空手道場に通えない人、集団ではなく1人で学びたい人でも、このインターネットを駆使した通信空手ならば、空手をマスターできるので、ぜひ通信空手の門を叩いてみよう!

■「極真空手を習うなら、お家で学べる【おうち道場】|カラテ道場・オンライン」
http://karate-dojo.link/

■空手通信講座インターネット空手スクール
http://seishinryu.info/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099