桃田賢斗、賭博不祥事から復活、日本男子初世界バドV!【連載:アキラの着目】

8月5日、中国・南京で開催の男子バドミントン世界選手権決勝にて、男子シングルスの桃田賢斗選手(23・NTT東日本)が、世界ランク3位の石宇奇(22・中国)を2-0で下し、日本男子バドミントン悲願の初の金メダルを獲得した。

桃田賢斗選手

桃田は冷静にテンポよく得点を重ね、第1ゲームを21―11で先取、、第2ゲームもその勢いは衰えを知らず、21―13で連取し、世界ランキング3位の石選手に圧勝した。

五輪、世界選手権を通じて、桃田賢斗選手の日本男子バドミントンの世界一は初の快挙だ。

桃田賢斗選手のここまでの道のりは、順風満帆ではなかった。

リオ五輪直前の2015年4月、桃田賢斗選手はスーパーシリーズ(現ワールドツアー)マレーシア・オープンに出場中に、違法賭博の店に出入りしていたことが発覚、無期限の出場停止処分を受け、自己最高の世界ランク2位であったにもかかわらず、金メダルが有力視されていた2015年リオ五輪は参加すらできなかった。

桃田賢斗選手の無期限試合出場停止処分は2017年5月に解除され、今季からA代表に復帰。

復帰後の強さが際立っており、日本ランキングサーキット優勝、4月のアジア選手権(中国・武漢)で男子単の日本勢初優勝、5月のトマス杯でも出場5戦全勝で準優勝に貢献、今大会も1回戦から5試合全てに勝利した。

自身のランクも昨年7月の282位から5位にまで上げた。

この勢いは、2020年東京五輪での金メダルに向けても続くことを期待したい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099