レアかもしれぬ(!?)現在工事中の観光スポット3選【連載:アキラの着目】

久しぶりに訪れた観光スポットが、アルミパイプの足場が組まれた工事の最中で、景観が台無しだったという苦い経験は誰し(!?)もあるはず。

でも、よくよく考えてみてみると、アルミパイプの足場が組まれている有名な歴史的建造物はめったにお目にかかれないから、「レアだな、貴重だな、ラッキー!」と思った方が良いかもしれない。

そんなわけで今回のニッポンニュースは、レアな(!?)工事中観光スポットを3つ挙げてみたい。

1.熊本城

工事中の熊本城
工事中の熊本城

熊本地震により長塀約100メートルが倒壊、東十八間櫓は石垣ごと崩落、宇土櫓も一部損壊、小天守下の石垣も崩壊、等々、13の重要文化財建築物の全てが深刻な被害を受けたのは記憶に新しい。

そのため、熊本城の復旧には10年以上を要するとのことで、現在は立入り禁止区域もあり、熊本城を隅々まで観光したくても以前のように全部を観て廻ることができない状況だ。

しかし、工事中の熊本城には希少価値があるという見方をすることで、さらに熊本城に愛着を持てるようになるかもしれぬし、熊本への経済効果も上がることになるだろうから、積極的に熊本城に足を運ぶべきなのかもしれない。

2.京都・清水寺

工事中の清水寺
工事中の清水寺

京都の清水寺は、2017年2月より平成大修理の集大成として、本堂の檜皮屋根の葺き替え工事に入っている。

大抵の観光客は、あの清水の舞台を観ることができなくて、落胆すること間違いないが、ここでもよくよく考えてみると、足場を組まれた清水の舞台は、それこそ何十年どころか何百年に1回の割合で観ることができる貴重なありがたいことかもしれぬから、ポジティブに捉え、やはり「ラッキー!」と思うようにしよう。

ちなみに、ご本尊の十一面千手観世音菩薩は、本堂にてこれまでと変わりなくお参りできるとのことだ。

3.名古屋城

工事中の名古屋城
工事中の名古屋城

名古屋城は、天守閣を木造で復元することになり、それに伴う調査及び工事で平成30年5月7日(月)から入場禁止(閉館)となっている。

いつまで名古屋城の木造天守工事をするのかというと、具体的な日程は発表されておらず、「木造天守閣竣工まで」とのことだ。

したがって、名古屋城も普段見かける景観ではなく、「工事仕様」となり、レア感満載となっている。

もちろん工事は天守のみで中には入れず、天守を除く他の城施設は今まで通りだ。

まとめ

工事中だからツイてないなとは思わずに、普段観ることのできない姿だと思うことだ。

それに工事中の景観しか観ていないと、本来の景観を観たくなるのが人間の心理というもの。

つまり、工事が終わったら、また観光に来なさい、という天からのお言葉と解釈して、ポジティブに捉えよう。

■【公式】熊本城
https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/

■音羽山 清水寺
https://www.kiyomizudera.or.jp/

■名古屋城公式ウェブサイト
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099