”藤井聡太キラー”の豊島将之竜王(将棋・第70期王将戦リーグ)【連載:アキラの着目】

2020年10月06日

将棋の第70期王将戦リーグ戦(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社主催、囲碁・将棋チャンネル協賛)2回戦「豊島将之竜王(30) VS 藤井聡太二冠(18)」は10月5日、日本将棋連盟の関西将棋会館(大阪市福島区)で指され、豊島将之竜王が藤井聡太二冠に逆転勝ちした。

豊島将之竜王 日本将棋連盟公式サイト「棋士データベース」から引用
豊島将之竜王
日本将棋連盟公式サイト「棋士データベース」から引用

「豊島将之竜王 VS 藤井聡太二冠」の対局は豊島の先手番で開始、相掛かり戦法の序盤から藤井聡太二冠が積極的に動く展開に。

16手目の藤井聡太二冠の指し手から定跡を逸れて未知の局面に突入。

お互いに相手陣地に攻め込まずにジックリとした中盤が続く。

やがて守りの固い藤井陣が指しやすい展開となり、藤井聡太二冠は終盤で王位戦での対局のような大駒(角行)を切る荒業で豊島陣の玉に迫る。

しかし、ここまで対藤井戦5戦全勝の豊島将之竜王は、驚異的な粘りでなんとか藤井聡太二冠の攻撃を凌ぎ、混沌とした形勢に。

豊島将之竜王、藤井聡太二冠とも「1分将棋」の秒読みとなり、最後は豊島将之竜王が藤井聡太二冠の玉を寄せ切った。

対藤井聡太二冠戦は無傷の6連勝となった豊島将之竜王。

”藤井聡太キラー”と呼んでもいいくらいの一方的な対戦成績だ。

反対に、対豊島戦で6連敗となった藤井聡太二冠は「実力が足りないのかなと思います」、「厳しいスコアになったが最後まで頑張りたい」と対局後にコメントした。

藤井聡太二冠 ウィキペディアから引用
藤井聡太二冠
ウィキペディアから引用

これで藤井聡太二冠は、王将戦リーグ戦1回戦の羽生善治九段に負けたのに続いて2連敗となり、渡辺明王将(36)への挑戦権を得るには苦しい状況となった。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099