ここは一体東京のどこ?~Part5~【連載:アキラの着目】

2018年12月27日

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第5弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。

では順番に正解を発表する。

A1.赤坂見附

赤坂見附
正解は赤坂見附。

古い写真の右手には江戸城外堀の弁慶堀が、正面には密集した木造建築群の赤坂の街が、左手には少しだけ写る溜池の”尻尾”の水面(みなも)が写り込んでいるが、現在の写真だとすっかり首都高速道路でかき消されてしまった。

また、古い写真には、赤坂見附の坂道両側に土塁があるが、写真右手の土塁は現在でもわずかながら残っている。

A2.六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)
これは比較的簡単な問題だったかと。

というのも、東京タワーがヒントになっているからだ。

出題した白黒写真は昭和33年以降に撮影されたと思われる。

なぜ昭和33年以降なのかというと、東京タワーの開業が昭和33年だからだ。

古い写真では、まだ低い空の六本木だが、現在の写真ではビルが道路に沿って林立し、一見して都会とわかるくらいに変貌を遂げてしまった。

ちなみに六本木は、戦前は軍の街で、現在のような浮かれた繁華街とは正反対の趣きであったとのこと。

A3.溜池(特許庁付近)

溜池(特許庁付近)
出題した木版画は、明治初期に井上安治によって描かれた東京真画名所図解『葵坂』だ。

葵坂というのは、現在の溜池交差点から特許庁の辺りまであった坂だ。

木版画では滝が描かれているが、この滝はここに元々あった溜池から流れ落ちたもので、地盤の落差があったことを物語っている。

その後、葵坂は傾斜を削られ、現在では上掲の写真のようにほぼ水平になってしまった。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

赤坂見附の今昔

赤坂見附の今昔

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)の今昔

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)の今昔

溜池(特許庁付近)の今昔

溜池(特許庁付近)の今昔

今後も気になる東京の街の浮世絵や錦絵、木版画、昔の写真を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099