「弾道ミサイル」、「巡航ミサイル」って何?【連載:アキラの着目】

2017年10月16日

最近やたらと耳にする「弾道ミサイル」や「巡航ミサイル」、「PAC3」、「SM3」などという言葉。

ミサイルの名称というのはわかるけど、何がどう異なるんだろう、本当に敵のミサイルを撃ち落とせることができるんだろうか、など疑問に思うことがあるかと。

そこで今回は極々簡単にミサイルの種類を説明する。

まずミサイルとは何かというと、ロケットエンジンやジェットエンジンを使って目標地点に向かって飛ぶ兵器をいう。

そこで次に「弾道ミサイル」と「巡航ミサイル」の説明に移る。

弾道ミサイル

大気圏の内外を弾道を描いて飛ぶ対地ミサイルをいい、別名「弾道弾」とも。

発射後、最初の数分間で主にロケットエンジンを使って加速し、ロケットが燃え尽きた後は慣性で弾道飛行と呼ばれている放物線軌道を描き、目標地点に到達する。

抵抗が少ない大気圏の高層や宇宙空間を飛翔するため、後述する巡航ミサイルよりも高速となり、迎撃されにくい。

巡航ミサイル

飛行機のように翼を有し、ジェットエンジンで水平飛行をして目的地点に到達するミサイルをいう。

弾道ミサイルよりも巡航ミサイルの方が命中精度が高い。

「弾道ミサイル」と「巡航ミサイル」のまとめ

これらをまとめると、大気圏に突入し、途中から慣性で遠くまで飛ぶのが弾道ミサイルで、大気圏には突入せずにジェットエンジンで水平飛行をし、命中率の高いのが巡航ミサイルということだ。

次は「PAC3」と「SM3」の説明に移る。

PAC3

PAC3とは、米国製地対空ミサイル・パトリオットを改良し、弾道ミサイルの迎撃に特化させた地対空誘導弾の通称で、正式名称は「Patriot Advanced Capability 3」。

車両に積載し、飛来情報に応じて、発射地点を適宜移動展開でき、発射台1台につき最大16発の迎撃ミサイルを搭載可能。

射程半径約20kmで、ミサイル自体が電波を目標物に照射し、捕捉するので、確実な弾頭破壊能力を持つとされる。

SM3

SM3とは、短距離~中距離の弾道ミサイルを撃ち落とす、海上配備の艦船発射型弾道弾迎撃ミサイルをいう。

イージス艦1隻につき90発搭載可能で、射程は400kmとも500㎞ともいわれている。

複数の敵ミサイルが発射された場合、SM3のシステムがエラーを起こす可能性や、日本が持っている迎撃ミサイルの数が足りていないのではないかという説もある。

以上、ザッと駆け足で「弾道ミサイル」、「巡航ミサイル」、「PAC3」、「SM3」を説明したが、これでニュースやワイドショーを観ても、多少なりともわかるようになるのでは。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099